ふかふかの上品どら焼き。一条恵観山荘「かふぇ楊梅亭」

江戸時代初期に京都西加茂に皇族・一条家の別邸として建てられ趣きのある「茶屋」として使われていた一条恵観山荘は、昭和になってから庭石や枯山水とともに鎌倉に移築されました。2017年の一般公開のあと、最近は穴場でなくなりつつあります。そんな庭園に中にある「かふぇ楊梅亭(やまももてい)」で品のいいどら焼きをいただきました。

新緑や紅葉が楽しみな山荘
入ってすぐの中庭。すでに京都のような風情も漂います。

京都から鎌倉へ移設した公家の別邸

かやぶき屋根の素朴な田舎家風の建物ですが内部は対照的に障子や襖などに細かい細工が施され、建物見学ではそうしたしつらえを説明付きで見ることが出来ます。

例えば襖の取っ手の部分は「月」「の」という文字になっています。これは「月の林」という高貴な位の人々のいる場所をイメージした言葉に由来し、それを襖にとりいれる雅な遊び心も感じられます。チケットの半券にも「月の」の文字が見受けられます。

のんびりと散策できる邸内

 
800坪の敷地内には川が流れ散策の小道もあり、新緑・紅葉・雪景色といった四季の移ろいも感じられます。

緑の中にひっそりたたずむ茶屋

木々に囲まれた「かふぇ楊梅亭(やまももてい)」では、庭の風景を楽しみながらお茶やスイーツがいただけます。靴を脱いで上がると店内はじゅうたん張りで、歩き疲れた足がのびのびして気持ちいいですよ。

ガラス張りになっていてとても静か、目の前の緑でやすらぎますね。

おすすめのスイーツ

和の風情を感じるアートが楽しい「抹茶のロールケーキ」や「チーズケーキ」などもおすすめですが、求肥を黒ゴマ餡で包んだ「どら焼き」をいただきました。ふんわりとしていて、ほんのりとした温かさもあります。何より求肥がものすごくよく伸びてやわらか。なんとなく気持ちまでやわらかくほぐれてきます。
そしてこちらにも「月の」という焼き印。コーヒーにも抹茶にもよくあうお菓子です。

情緒を感じる茶室

カフェの隣にはお茶室も。

人力車で乗りつける鎌倉らしい風情

帰り際、ちょうど人力車が到着しました。多くの観光客は鎌倉駅からバスで訪れるようですが、ここまで人力車でくればとことん鎌倉の風情を楽しめますね。

 一条恵観山荘 MAP
鎌倉市浄明寺5-1-10
0467-53-7900
10:0016:00
月・火曜休み