フツフツと福が湧いてきそうなお守り「にぎり福」

鎌倉の本覚寺に「にぎり福」と呼ばれるかわいいお守りがあります。裏側にはそれぞれに福・財・健・学・愛の5種類の文字が書かれ、一日1回ぎゅっと握ることでご利益があるそうです。表情豊かなお守りで、見るだけでもホッと心が和みます。

地元で親しまれる日朝さま

本覚寺は1436年(永享8年)に建てられた日蓮宗の寺院、ご本尊は釈迦三尊像です。日蓮上人が布教していたこの地域にはすでに夷堂があり、そこに日蓮宗の日出上人が足利持氏からこの地を与えられ本覚寺が建てられたそうです。2代目の住職・日朝上人は学問の神様ともよばれ、地元では「日朝さま」として親しまれています。
本堂の左手には日本刀剣史上、有名な刀工の一人岡崎五郎正宗のものと思われる墓があります。鎌倉時代末期から南北朝時代初期にかけて鎌倉で活躍し、日蓮上人にかわいがられ「正宗」という名を与えられたという話も残っています。

七福神巡りにも

境内にある八角屋根の建物は夷堂で、この場所が鎌倉幕府の裏鬼門という悪い方向に当たったため、源頼朝が幕府の守り神として七福神の一つである夷様をまつったといういわれがあります。中には黒夷像が安置されています。
商売繁盛と五穀豊穣を願う正月三が日の「初えびす」と1月10日の「本えびす」では、福娘さんたちが御神酒を配って大勢いの人でにぎわいます。

ころんとしたフォルムのお守り

「にぎり福」は、源頼朝が夷堂を創設したことに由来する縁起のいいお守りです。
白地に一つ一つ手書きで丁寧な絵付けがされ、柄行きや顔の表情が少しずつ違います。色も赤や緑、紫などカラフルで鎌倉のお土産としても喜ばれそうです。
社務所では御朱印もいただけます。

「福・財・健・学・愛」の5種類があり、種類ごとに籠に入れてあって好きな色を選びます。袋の外からはじっくりと顔の表情までは見ないので、なんだかおみくじを引くような気分にもなりますね。

ありがたい福が訪れる予感

今回は五福の中から「福」を選びました。裏側の模様もなんだかお洒落です。
鎌倉を訪れるたびに一つずつ揃えていこうと、これからの楽しみができました。

本覚寺
鎌倉市小町1-12-12 Map
鎌倉駅東口から徒歩3